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土の国ルート 


 王族入りして間もないカイは、早速王女候補を探せと王(父)に言われます。 
「お前が決めた相手なら誰でも構わない。生涯を共にしたい一人を、王女に選べ。」  
カイの想う人は一人でしたが、どうしても発展させることのできないこの気持ちを、日々マオで埋めるのでした。 
「っ~~…!!」 
「お前今日大丈夫か?ん?いつもよりペース早いけど。」 
「うるさい。何もない…黙ってろ。」 
「あっそ。まあいいけど。そんなお前も嫌いじゃない。興奮するよ。」 
「バカに!するな!!!自分は早く…お前からっ、解放されたいっ…」 
「へぇ~じゃあその時は、俺も穴埋めしなきゃな……。」  
カイは誰にも自分の気持ちを打ち明けることができず、ルビカへの思いばかりが募っていきます。 


 そんな時、ルビカと会合の後話をします。 
「お前背伸びたのか?なんだか顔が見づらいぞ。」 
「そうか。お前が小さくなったのかと。」 
「ははは!なんだよ小さくなったって。んなことあるわけねーだろ?」 
ルビカへの想いは冷めることなく、会えば会うほど、姿を見れば見るほど膨らんでいきました。  


 とある日、土の国民が炎の国の資源を奪ったことを機に、国民の一部が乱闘を起こします。 
それはみるみる大きくなり、少しずつ国を巻き込んでいく形となります。 
ルビカは乱闘を止めようとしますが、ノリアにより完全に死守されてしまい、国民が衝突していく姿をただ泣いてみることしか
できませんでした。そして、自分の無力さに失望するのでした。  

 

 


 カイはある夜、こっそり城を抜け出して一人で国民の元へ。そして、乱闘を企てている主の元へ行きます。 
「カ、カイ王子?!なぜ王子がここへ?!」「何をしているのです。ここは危険です。早く城へお戻りください。」 
カイは国民の前に立ちすくみ、ゆっくりと膝を落としました。 
「もう…。終わりにしてほしい。頼む。」 
その行動は何週にも続き、怪我をしても危険を冒しても周回をやめないカイの姿に、いつしか国民たちの心も鎮まっていくの
でした。 

 その頃、ノリアの手により炎の国の乱闘も終息へ。  


 とある月曜日。カイは炎の国を訪れ、朝の挨拶で炎の国民の前で頭を下げます。 
「この度は、本当に申し訳なかった。心から懺悔させてください。」 
カイという若い王子が、一部の国民のために頭を下げ、心からの言葉を述べたこと。その姿に炎の国民は胸を打たれるので
した。そして、ルビカも………

 

 


 その後、カイとルビカは 2 人で炎の国、土の国の街に下り、国民の手伝いをするようになります。最初はギョッとしていた国民たちも、日を追うごとに彼ら 2 人を受け入れていくのでした。 
「アタシたち、街のこと、人のこと…知らなさすぎだった。実際に足を運ぶって大事なことなんだね。」 
「ああ。俺、お前と共にこの国を一つにしたい。これ以上国民の悲しむ顔は見たくない。俺が、みんなを守りたい。」 
「変わったな、カイ。もちろんだ。」 
「あと……」 
「ん?」 
「いや、なんでもない…。また全て終わってから伝えるよ。」 
こうして 2 人は、共に国の統一のため、少しずつ歩んでいくのでした。

 

 

 


 2 人での行動が増え、土、炎どちらの国でも 彼らの内情が噂され始めます。 
ほとんどの国民が国の統一を望んでいたので応援していましたが、土の国の一部(炎の国から資源を奪った者たち)がル
ビカとの恋仲を反対し始めます。 
「炎の王女のせいでこの国はおかしくなった!!」 
「絶対結婚なんてさせない!!」

そうして土の一部の国民に、ルビカは狙われるようになります。しかしそんな中でも、カイはルビカを守り続けます。

 

 

 


 2 人の功績のおかげで土と炎の国は少しずつ和解。カイは、やっと自分の想いを告げる決心をつけます。 
満月の夜、待ち合わせをすることに。 
先に着いたルビカは、一人でいるところを襲われ、待ち合わせ場所にルビカが来ることはありませんでした。  
数日連絡が取れず、心配なカイは、マオに助けを求めます。 
「最近顔見せないと思ったら…あいつとよろしくやってんのか。」 
「頼む。あいつの居場所が知りたい。手伝ってくれ。」 
「じゃあさ…。一回だけ、させろよ。今夜で、ピリオドだ。」  
ルビカはとある街で監禁されており、カイを呼び寄せる囮として利用されていました。 
カイは、マオと協力し、その場所を突き止めます。 
「カイ王子。我々はあなたを、この国を誇りに思い、敬意を払っていました。しかしこの女が来てからというもの、国はどんどん変化していく。我々は変化などいらない!!今すぐここに膝をついて懺悔しろ。さもなければこの女、どうなるか…」 
「カイ!アタシのことはどうだっていい!!謝る必要なんてない!!アタシたちのしてきたことは決して間違いじゃない!!思い出せ!!アタシとの時間を思い出せ!!!!!!!」 
ルビカとおこなってきたことは、国をいい方向へ導いている。着実に前を向いている。しかし、ここで大切な人を見過ごせるものか… 
カイの答えは決まっていました。膝をつき、深々と頭を………。 
その時現れたのは……現土の王。国民たちも唖然とします。 
「今すぐその子を解放しろ。王の命令だ」 
そう言って、現王の力によって、最終的にこの騒動は終わりを迎えるのでした。 
カイはルビカをゆっくりと抱き上げ、溢れ出る思いを伝えます。 

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